こんにちわ、サンタナです。
みなさんは、エストニアという国をご存知ですか?
バルト三国のひとつであるエストニアは、デジタル国家として発展しました。
そんなエストニアにも、デジタルノマドビザが存在します。
日本人にはあまり身近な国ではないですが、エストニアのデジタルノマドビザについて解説していきます。
下記がわたしの経歴です。
- 国内株式・貴金属投資歴14年
- 語学留学歴あり
- 暗号資産投資を始めてタイに居住
エストニア
エストニアは、北ヨーロッパのバルト海沿岸に位置する国で、美しい中世の街並みや素晴らしい自然を持つ場所です。
エストニアはデジタルハブでスタートアップ大国でもあります。
Skype、Playtech、Transferwise、Bolt など、わたし達にも馴染みのある企業を生み出しています。
デジタルノマドに人気なエストニアの都市
エストニアには、多くのリモートワーカーたちが生活をしています。
そんなエストニアのリモートワーカーに人気な都市をいくつかご紹介します。
- タリン。
エストニアの首都であるこの都市は、インターネットの速度も上々で、多くのコワーキングスペースがあります。
また、タリン旧市街は1997年にユネスコの世界遺産に登録されています。 - タルトゥ。
この街はエストニアで2番目に大きな都市で、「知識の都」として知られています。首都のタリンに比べると手頃な価格で、学生向けのカフェやクラブが多く、若者文化の中心地です。 - パルヌ。
中世の街パルヌには砂浜があり、エストニアの「サマーキャピタル(夏の首都)」として知られています。19世紀からの歴史あるリゾート地で、ウォーキングやサイクリングを楽しむことができます。 - サーレマー。
エストニア最大の島で、サーレマー島自体がエストニアの行政区画(郡)として扱われていて、歴史、自然、美しい景観が調和した美しい観光地です。
2種類のデジタルノマドビザ
エストニアには2種類のデジタルノマドビザがあり、フリーランサーやエストニア国外で登録された雇用主のもとでリモートワークしている人が取得することができます。
エストニアの2種類のデジタルノマドビザは滞在期間に応じてビザを選択することができます。
- タイプC(短期ビザ)
90日以内の滞在が可能な短期滞在型のビザ。 - タイプD(長期ビザ)
1年間滞在できるロングステイビザ。他のシェンゲン協定国に一度に最大90日間滞在可能。
エストニアのデジタルノマドビザの料金
エストニアの2種類のデジタルノマドビザの料金です。
- タイプC:80ユーロ
- タイプD:100ユーロ
エストニアのデジタルノマドビザの要件
エストニアのデジタルノマドビザを取得するためには、要件を満たす必要があります。
- リモートワークで働いている
- エストニア国外で登録された会社で勤務 or エストニア国外のクライアントのためにフリーランサーとして働いている
- 健康保険に加入している
- 申請前の6ヶ月間の最低月収が、4500ユーロ以上
最低月収が4500ユーロ以上は、他のヨーロッパ地域と比べると移住のハードルが高くなります。
エストニアのデジタルノマドビザの必要書類
エストニアのデジタルノマドビザを申請するための必要書類を準備しましょう。
- 有効なパスポート
パスポートの有効期限:帰国日から3ヶ月以上有効なパスポートを提出する必要があります。空白ページが2ページあることが必要です。 - 記入・署名済みの申請書
オンラインで申請書に必要事項を記入する必要があります。記入後、印刷し、署名してください。 - パスポートサイズの写真2枚
写真は、35×45mmで、シェンゲンビザの写真基準を満たす必要があります。 - 労働契約書
エストニア国外で登録された雇用主と契約を結んでいることを証明する必要があります。 - リモートで仕事をしている証明
リモートワークを希望することが記載された雇用主からのレターを提出する必要があります。 - 申請前6ヶ月間の収入証明
銀行口座の明細書は、過去6ヶ月以内に発行されたものでなければなりません。エストニア滞在中に自活するのに十分な経済的余裕があることを証明する必要があります。 - 健康保険の証明書
エストニア滞在期間中有効な、健康保険に加入している必要があります。
エストニアのデジタルノマドビザを申請方法
資格要件の確認
まずは、自分がエストニアのデジタルノマドビザ取得の資格があるかを確認しましょう。
特に、直近6ヶ月の月収が4500ユーロを超えているかは、ハードルが少し高くなります。
必要書類を集める
上記の必要書類を集めましょう。
必要書類によっては、取得に時間がかかる場合があります。
時間に余裕を持って始めたいところです。
オンライン申請書
タイプCビザ(短期ビザ)は、画面の左側から。
タイプDビザ(長期ビザ)は、画面の右側から進めていきましょう。
申請フォームを印刷して、署名をしておきます。
エストニア大使館・VFSオフィスを予約・提出
必要書類を全て用意できたら、エストニア大使館かエストニア政府のデジタルノマドビザ申請を取り扱う権利を持つ VFSオフィスに予約を入れて、必要書類を提出します。
エストニア国内から申請
エストニア国内からデジタルノマドビザを申請する場合は、エストニアの警察・国境警備隊の事務所で申請します。
全ての必要書類を持って、エストニアの警察・国境警備隊の事務所に直接提出します。
申請書は提出後30日以内に審査されます。
エストニア国内から直接申請する場合は、より十分な申請処理期間を確保しておきましょう。
※犯罪歴がある人は、申請を拒否される場合があります。
エストニアのデジタルノマドビザの申請期間
エストニアのデジタルノマドビザは、通常2週間から1ヶ月かかります。
ただし、申請書の不備や書類の不足などにより手続きに時間がかかることを考えておきましょう。
家族を同伴することが可能
エストニアのデジタルノマドビザで、家族を連れていくことができます。
エストニアに同伴できるご家族は、
- 配偶者
- 18歳未満の子供
- 経済的または医療的な理由であなたに依存している成人した子供
同伴者もデジタルノマドビザ取得者と同じように、1年間滞在することができます。
エストニアデジタルノマドビザの有効期限
エストニアのデジタルノマドビザ
- タイプD(長期滞在ビザ)は1年間有効
- タイプC(短期滞在ビザ)は90日間有効
エストニアのデジタルノマドビザを延長することはできません。
しかし、エストニアに滞在中にデジタルノマドビザを再申請することは可能です。
エストニアでデジタルノマドを行う場合の税金
デジタルノマドビザでエストニアに、183日未満滞在する場合、税金を支払う必要はありません。
しかし、連続183日を過ぎると、税務上の居住者とみなされるため、課税されることになります。
エストニアでの納税義務は、全世界の収入に対して、一律20%の税率で課税されます。
まとめ
今回は、エストニアのデジタルノマドビザについて解説しました。
最低月収が4500ユーロというのは、大きなハードルになります。
もし興味があるならば、まずは現地に行って短期で滞在してみましょう。
では、また。
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