これは、おりぐさん寄稿の記事です。
こんにちはおりぐです。いやいや挑戦的なタイトルになってしまいましたねw
「私は何も騙されてないよ〜」って思っているあなた、この記事を読んだ後同じことが言えなくなっていることでしょう笑
そうです、実は世の中には騙されていると思ってなくても騙されていることがたくさんあるのです。少し言葉を言い換えると、脳が無意識にそう思うように誘導されている場面が数多く存在しています。
例えば、行列ができているお店があれば入りたくなりませんか?
Youtubeで様々な意見がある場合に再生回数が多い人の方の意見が正しいと感じてしまいませんか?
迷っている商品が「残り1個です!」という広告を見たら買いたくなりませんか?
経験ありますよね?wそのようなみなさんを、いや、みなさんの脳を無意識に誘導させる罠がこの世の中には溢れています。中にはその心理を悪用している人もいます。
今回の記事では、特に影響力を持つ6つのキーワードを例とともにまずは知識編として解説して行きます!!
その後に応用編として『あなたはすでに騙されている 今の世を生きるために知っておくべき影響力の真理 応用編』を載せています。
この記事を見た後は周りは全て疑心暗鬼w、しかし、一歩引いた客観的視点で世の中を見渡すことができれば新しい何かが見えて来るはずです。
ではいきましょう!!
あわせて読みたい
人を操る6つのカテゴリー
人を意のままに承諾させ、自分が向かわせたい方向へ誘導するテクニックには大きく分けて6つのカテゴリーに分類されます。
返報性、コミットメントと一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性です。
言葉だけ見てもなんともイメージが湧きづらいかと思いますので、それぞれ例を交えながら学んでいきましょう。
返報性
まずは返報性です。
これは「返報性の法則」というものがありますのでみなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?簡単にいうと何かもらいうとお返しをしなきゃという心理です。
例を挙げると、バレンタインデーの日になんとも思ってない人から、職場のおばちゃんからチョコレートをもらった時に、
「あぁ、ホワイトデーの時には何かお返ししなきゃな〜」と思ってしまいます。
まさにこれが返報性です。
何かもらったら何かお返しをしなければならないという心です。なんだそんなことかと侮るなかれ。この返報性は様々なところ、特に世にある「無料」という場面で多く利用されています。
現代版の返報性としては、ソーシャルメディアでフォローされたからフォローし返す、いいねされたからいいねをし返すなどが最も身近に感じれるものではないでしょうか。
スーパーでの無料の試食、無料のサンプル配布、無料の情報提供(メルマガやyoutubeなど)これらはほぼ全てに返報性を利用して何かを購入させようとする意思が働いています。無料というキーワードを目にした時は常にその裏側に隠れる意図を考えてみましょう。
今は無料というとそれだけで怪しいと思う人が増えてきたので少し違った表現で、「〇〇円相当の〇〇をプレゼント!」という広告をよく見るようになりました。
これも返報性の心理、またはその他の心理と組み合わせて利用されているものですので、購入に際しては本当に自分が必要なものなのかをまずは考えてみましょう。
コミットメントと一貫性
これは一度決めたこと、信じていることは変えにくいという心理です。これは人はみんな合理的な判断が常にできているという勘違いをしている話にも繋がります。
「あー、確かに、でも私は合理的な方かな」と思ったあなたも合理的な判断ができていないことが多いかもしれません笑
人は知らず知らずのうちに合理的判断ができない場面があるのです。ここでコミットメントと一貫性が確認できる合理的判断が欠如している例を挙げてみましょう。
あなたは車を買う決意をしました。予算は200万円です。もう買う車も決めていて、周りの友達や奥さん、同僚にも車を買う話をしています。
さぁ購入の日、お店に行くと当初200万で収まるはずが保険やオプションを含めると200万円を絶対に超えてしまう。
しかしあなたは当初買うと決めた車の方がよく思えるし、一度言ったことだから引き下がれず、オプションも必要だからなと思い込んで200万以上のお金を出して車を購入しました。
どうですか、もしかしたら同じ経験した方もいるのではないでしょうか?
ここでは車を例としましたが、他のものでも同じ現象がおきます。
ここでは、買うと一度決めたために、購入しないという選択肢が取りづらく、一度いいと思った車だからきっといいはずだと思い込み、本当はいらないかもしれないオプションも色々な理由をつけて必要だと思い込んで合理的な判断ができなくなってしまった典型例です。
その他にも、「高級時計を買ったけど思ったのとちょっと違うな、、でもあんだけ高かったし」と自分の行動を正当化するためにいい情報ばかりを集めたりして、結果よりその時計の信者になったりします。
また、映画館で新作を見に行ったのだけど、開始30分でこの映画は面白くないと思ってしまった。しかし、もうお金も払ってるしもったいなから最後までみよう。(サンクコスト効果)これも一貫性が働いている例となります。
先ほどの車の例もそうですが、コミットメントと一貫性の心理を悪用した例として、不動産投資などで最初の見積もりは安く提示して、乗り気になったところで追加料金を後出ししてくるというような手法(ローボールテクニック、フットインザドア)もありますので皆さん注意しましょう。営業のテクニックとして、簡単なもの、安いものから買わせるように誘導するというものがありますので知っておきましょう。
社会的証明
これはみんながいいと思っている(思っていそう)なものがいいと思ってしまう心理です。
例えば冒頭で述べた行列ができているお店を見た時に「きっとあのお店は美味しいんだろうな、今度行ってみよう」という気持ちになってしまうようなことが挙げられます。
そして私が最も社会的証明を感じるものがYoutubeやInstagramに代表されるソーシャルメディアです。こちらも冒頭で述べましたが、再生数や登録者数でそのコンテンツの良し悪しを判断することはありませんか?
例えば、大統領選挙のように意見が2極化している時には再生数が多い方や、投稿動画が多い方が正しいと思ってしまいませんか?
Instagramでもいい写真を見つけた時、気になる動画を見つけた時はその投稿者のフォロワー数をチェックしませんか?
これらはどれだけその人が社会的証明を持っているかを無意識のうちに確認しているのです。
言い換えると社会的証明がある人、ものは信用に値すると無意識に脳の中で置き換えてしまっているのです。これは大方は正しいこともあるかもしれません。
しかし、あまりにこの社会的証明の力が大きいためにソーシャルメディアの世界では無茶な再生回数の取り方や、金銭でのフォロワー購入などがあることなどを知っておかなければなりません。
デジタル世界での信用値を数値だけで判断するのは極めて危険です。テクノロジーの進化によって便利になっていく世の中ですが、デジタル化が進めば進むほどに本質を自分自身で考える力がより必要になってきていると感じています。
好意
この好意という法則はは好きな人や、尊敬する人には同調しやすくなってしまう心理です。
簡単な例としては好きな人の意見だと、たとえその意見が少し変でも同意してしまうというものです。
また、人は自分に近い事柄や共通したこと、類似点を持った人に好意を寄せるという性質もあります。いくつか例を紹介していきましょう。
初めて会った人が自分と同じ時計をしていたらどう思うでしょうか?きっと親近感を覚えますよね。また同じ趣味であったり、出身地域が同じであるとぐっと一気に距離が近づくのもこの好意の心理が働いているためです。
少し余談ですが、雑談の知識としてよく共通の話題を探せというものがあります。
そう、好意の法則が働いて話が弾むからです。
しかし、この共通の話題を探すというものが中々難しいのも事実。ではどうするのか?
共通の話題がない場合は必ず相違点があるということです。この相違点を深掘りするのです。
相手の趣味が自分と違う場合でも、興味を持って相手の興味対象を深掘りしましょう。
コツははまっているものの魅力やその理由を全力で知りたいと思って聞くということです。そしてその聞き出した魅力や理由に全力で同調することが雑談を盛り上げる大きな第一歩になります。
少し話がそれましたね。好意の法則を感じる例をもう少し見ていきましょう。
単純接触効果(ザイオンス効果)
多くの人は単純に多く接した回数が多いほど好意、つまりは好印象を抱きやすいというものです。
CMでよく見るキャラクターやタレントに好印象を抱いてしまう心理もこの効果によるもので。この効果は恋愛においても発揮されますので、会う機会を増やす、見られる機会を増やすなど、また自分を連想させるものをプレゼントするなどもこの効果を発揮するには有効です。
最後に注意点としては、やはりこの好意という心理が効きにくい相手ももちろんいます。
重要なのは、相手が共感してくれるかという点ですので、自分本位の気持ちを爆発させた好意の押し売りには気をつけてください笑
権威
権威がある、もしくはありそうな人のいうことには従ってしまう、正しいと思ってしまうという心理です。
例えばお医者さんのいうことは絶対だと思ってしまうことや、早起きはいいことだと普通の人が言うのと、社会的に成功している人が言うのは説得力が違うのもこの権威の心理が働います。
ここで権威というものをもう少し考えてみましょう。そもそも権威とは何でしょうか?
パッと思いつく例が、両親であったり、学校の先生であったり、会社の上司などでしょう。あとは医者であったり、何かの分野の専門家、プロと呼ばれる人たちも権威に当たるかと思います。
要は『凄そう』と思う人たちのことです。ですので人によって権威と感じる対象は違ってきます。
では権威を利用している例をいくつかあげてみます。
「年収1000万ありますー」、「有名大学教授が推薦している本なんですよー」、「出身大学は東大なんですー」、「有名人〇〇と知り合いなんだ俺〜」などです。最後は人の権威を利用して、自分の権威をあげようとする例でダサいやつですねw
実はイケメン、美女も権威の対象になります。これが意味するところはテレビC Mでイケメンのタレント、美人のタレントが紹介している商品はたとえ彼らが普段使ってないとしても私たちの心を掴んでいきます。彼らの権威が私たちに与える影響力を意図して彼らは起用されているのです。
では、この権威を手に入れるためにはどうしたらいいでしょうか?
難関大学を卒業する、年収を上げる、社長になる、医者や弁護士になる、フォロワー数を1万人にするなどが考えられますが中々ハードルが高いですよね笑
「そんなんじゃ私には一生権威をえるなんて無理だな。。」と思ったあなた!実はダイエットなども権威になり得るのです。
ダイエットは辛いものですよね、それを頑張って成功させた人は「すごい!」と思われますので、その人のメニューや、オススメのジムなどをソーシャルメディアで紹介すればそれを参考にする人はいっぱいいるはずです。
筋トレも同じ原理ですね、Youtuberであれだけ筋肉系Youtuberがいるのもそういう理由です笑
筋トレで権威を得たい方はぜひこちらの『筋トレこそが最強の習慣である!全ての成功者が筋トレをやっている理由』をみてみてください。今すぐに筋トレがしたくなりますw
「いやいや、そんなきついことしないといけないなら権威いらないわ、俺には関係ないな」と思ってるあなた!!ものすごく簡単に権威を手に入れる方法があるなら知りたくないですか?知りたいですよね!?それは、、、
身だしなみを整えることです!!!
「え?そんな簡単なことなの?」と思った方もいるでしょうが、想像してみてください。
パリッとしたスーツに身を包んで、足元もおしゃれな革靴でさっそうと歩いていくサラリーマンを。どうですか?仕事できそうな感じがしますよね?彼が飲み会にきたことを考えてみてください。どうですか?優しそうですよね?モテそうですよね?www
そうなんです。身だしなみを整える、小綺麗にするだけで、仕事できそう、モテそう、お金持ってそう、などの権威(実際のところは置いといてw)を身に付けることができるのです!!
髪型、ひげ、口臭、体臭、服装、爪を意識するといいと思います。
髪型は短髪がオススメです。
ヒゲはよっぽどこだわりがない限り全て剃りましょう。残す場合も無精髭はやめて、きちんと整えましょう。
口臭はきちんと歯磨きするだけでなく、フロスを使ったり、人を会う機会の多い方は匂いのきつい食べ物を食べるのも控えましょう。
体臭に関しては常に汗拭きシートと塗るタイプのデオドラントを持ち歩きましょう。
服装に自信がない場合は無地、ユニクロで十分です。自分にあったサイズを選ぶことが重要です。自信がない場合は店員さんにサイズは聞きましょう。スーツを体系に合わせてオーダーすることも可能です!!
爪は言わずもがな、伸びたら切りましょう。常に爪切りを持ち歩くと気づいた時にすぐに対応できるのでオススメです。
これを心がけるだけで確実にプチ権威を身につけることができます。ぜひ試してみてください!
ここまで読んで気付いている方もいるかと思うのですが、注意すべきは権威は捏造できるということです。
これは便利である反面、非常に気をつけなければならないでもあります。出会い系のプロフィール、初対面の人の話、見た目などこれらは全て偽りを作り出すことができます。
長く付き合うとすぐバレるものばかりですが、短い期間の付き合いの人には注意しましょう。
希少性
これはわかりやすいですね、手に入りにくいものに対して人は価値を感じてしまう心理です。
「期間限定!」、「今なら半額!」、「残りわずか!」、「ここでしか手に入らない!」などなど、希少性を使った謳い文句をあげたらキリがありません、余裕で100個ぐらいは思いつくのではないでしょうか?笑
また社会的証明や権威と組み合わせることによってさらにこの希少性は力を発揮します。
「全世界で流行中!在庫残りわずか!」、「東大名誉教授も推薦、噂のサプリメントここでしか手に入りません!」、「あの有名タレントも愛用中、半額なのは今だけ!」などです。街中でこんな広告をみたことあるのは私だけでしょうか?www
ダイヤモンドや金に価値を感じてしまうのも、それらが希少であるという心理が働いているためです。その結果、ダイヤモンドも金も高額になっているのです。逆からこのことを見てみると、高価なものは希少であると勘違いをしてしまうということがあります。
一つ面白い事例があります。
あるお店で在庫が残り一個になった時計がありました。店主は早く売ってしまいたいと思い、半額の値段をつけようとしたところ間違って2倍の値段をつけてしまいました。明らかに周りの時計より値段が高く見えるにも関わらず、次の日にはその時計が売れてしまったのです。
いかがでしょうか?これが高価なものは希少であると勘違いしてしまった典型的な例です。
ではこの希少性を自分自身に当てはめることはできないか考えてみましょう。そうです、何かの分野の専門家、スペシャリストになればいいのです。
「いや〜、自分にはそんな特技とかないしな〜」と思っている方も大丈夫です。この専門家、スペシャリストというのはニッチな誰も注目もしないようなものでいいのです。
社会で騙されないようにするには
この世の中には上記の6つの超強力な心理トリガーが溢れています。マーケティングを学習していると必ずと言っていいほどこれらの心理トリガーが出てくることも理解できるでしょう。受動的な観点からこの心理トリガーに無意識に操られないようにそれぞれの影響力に対しての心構え、対策を考えてみましょう。
無料という言葉に気をつけることです。「タダより高いものはない」とはよく言ったもので、タダの裏には必ず何か意図があります。それを常に考えましょう。
無料のメールマガジンを例にすると、無料のメールマガジンはついついお得な情報があると思って登録してしまいがちです。しかし、この中に返報性の罠が潜んでいます。
無料のメールマガジンの中には必ず有料のサービスや商品への誘導があります。最初は無料の内容だけを見ていたが、ある日「あれ、これ自分にも当てはまるな」の気持ちでサービスや商品のリンクに飛び、「いつも無料であんなにいい情報もらっているし、悪いサービスや商品のはずがない」
コミットメントと一貫性
何か大きな購入をするときに、この心理が働いていないか、相手が利用してないかを考えてみましょう。もし話が変わってきたら「最初の話と違うのではないですか?」と毅然とした態度をとり、時には考え直すということも重要です。
よく営業で、課題や理想を聞き出される。それが必要なんですと言わされるとコミットメントと一貫性が働く。それは自分が使うときも一緒
社会的証明
社会的証明が数値で見れるようになった現代だからこそ、数値だけに注目するのはやめましょう。フォロワー数や再生数だけで内容を鵜呑みにするのではなくて、気になることや大事なことは自分で内容を調べるようにしましょう。
好意
なぜ自分がその人にとって好意を持っているのかを考えることが重要です。容姿がいい、周りから人気者、優しいなど表面的な情報だけで好意を抱くとその人に騙されることもあるかもしれません。事実として詐欺師は容姿がいい、または容姿がいい人を裏で操ります。容姿がいい人すみませんw
権威
好意の対策と同じく自分が凄いと思う人の言葉には気をつけることです。親だから、学校の先生だから、好きな俳優だからと言ってその人たちの言っていることが正しいとは限りません。自分で「なぜ?」を考える癖をつけましょう。権威を感じるとすぐに人は騙されます。実際、詐欺師もずらずらと肩書きを述べたがります。医者や最大の権威である国家でさえ市民を騙していることもあり得るのですから。
希少性
本当に自分に必要なものかを見極めることが重要です。セールで買った服をすぐ着なくなったなんてのは良くある話です。「セール」、「半額」、「残り一個」、「期間限定」などの言葉をみたときはお店側は私たちに得をさせるためではなく、お店側が得をするためにやっていると知っておきましょう。
まとめとおりぐの一言
影響力の武器、、、すごくないですか?w
どれか最低でも一つは当てはまるものがあったのではないでしょうか。それほどにこの世の中はこれら6つの影響力の武器で溢れています。
大事なのはこれらの心理を知り、無駄な搾取から逃れることです。それでは簡単におさらいして行きましょう。
返報性
何かもらったら返したくなる心理。「無料」というワードやただでもらえるものには注意しましょう。
コミットメントと一貫性
自分で決心したものは変えにくいという心理。大きな買い物をする時は最終金額を最初に確認しましょう。相手が先に提示してきた金額を信じないように。
社会的証明
みんながいいと思っているものがいいと思ってしまう心理。SNSのフォロワー数や再生回数だけに注目しないで。自分できちんと調べる癖をつけましょう。
好意
好きな人や尊敬する人に同調しやすくなる心理。好意がある相手の言葉は鵜呑みにしてしまう傾向があります。大事な判断の時は第三者に意見を求めてもいいかもしれません。
権威
すごい!と思う人には従ってしまう心理です。簡単な権威は作り出すことができる点には注意が必要です。また学校の先生、親のいうことが全て正しいとは限りません。自分できちんと調べるくせをつけましょう。
希少性
少ないもの、高価なものに価値があると思ってしまう心理。セールで買った服はすぐ着なくなります、すぐ使わなくなりますw 欲しいものがあるときだけセールに行き、それ以外は見ないように笑
最後におりぐの一言
「世界は全て疑心暗鬼ww 大事なのはなんでも自分で調べる、考える癖をつけることです!!めんどうくさがってはいけません、めんどうくさがる心理にこの影響力の武器は入り込んでくるのです。」
ではまた!!